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疾患ごとのリハビリ効果 認知症予防のリハビリ
2024年10月14日
パワーリハビリは、不活動状態にある筋肉や神経をもう一度、活動状態に戻すトレーニングである。不活動状態にある筋肉が収縮するときには、神経接合部より大量のアセチルコリンが分泌することが知られている。アセチルコリンの欠乏は、記憶や見当識を低下させるといい、認知症の治療薬として使用されているアリセプトは、神経筋接合部で分泌されたアセチルコリンを分解する酵素(コリンアステラーゼ)を阻害し、その作用(分解)を止める働きをするという。
パワーリハビリは体力・活動性を改善することはもはや明らかである。また、"認知"とは自分のおかれている状況を認識し・理解し・判断する総合的な精神の働きを示している。この認知症は、身体の活動性によって大いに影響される。私たちも、疲れているときには注意力が散漫になって大切なものを見落とし、状況判断を誤ることはしばしば経験する。パワーリハビリが認知症に効果がある理由は、この身体的活動性の向上も考えられる。