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リハプライド・コラム

リハビリは、継続することが最も大切です

今回は、リハビリや運動の継続、ということについて、以前から考えていたことをお知らせしたいと思います。

私たちを指導してくださっている国際医療福祉大学大学院教授の竹内孝仁先生も常々おっしゃっていますが、要介護状態・要支援状態になった高齢者の自立支援のためには、継続的な日々の運動に取り組んでいただくことがどうしても必要な一方、皆さまに実際にご自宅で運動に取り組んでいただくことは何よりも難しい、ということがあります。

そもそも、要介護状態・要支援状態になる方は、生活習慣病をお持ちだった方が多く、運動の習慣をお持ちの方は少ない傾向にあります。そのような方が、何らかの疾病によりさらに身体を動かし難くなった状態で、新たに運動習慣を持つことはほとんど不可能に近いと竹内先生はおっしゃいます。
そこで、竹内先生は、特養や老健でしっかりと運動に取り組むよう全国的に指導をする一方で、私たちのようなデイサービス事業者が、プロとして、ご利用者様の意欲をしっかりと引き出しながらリハビリ運動に導くことを応援しているのです。

確かに、自宅で、たった一人で新たに運動習慣を作っていくことは、誰にとっても難しいことです。
しかも、身体が思うように動かない状況で、今までほとんどしたこともない運動習慣を作っていくとなれば、これは非常に難しく、なかなか実現できないかと思います。

しかし、ケアマネジャーの皆様はもちろんご存知のことと思いますが、家に閉じこもりがちになって、身体を動かす機会が減ると、それに応じて、身体機能の老化が急速に進んでしまいます。

高齢者は、加齢によって足腰が弱まるだけでも活動量が減り、「活動筋(動く筋肉)」が「不活動筋(思い通りに動かなくなった筋肉)」になってしまい、その結果、「座る」「立つ」「歩く」といった日常生活における動作も困難になります。
転倒や骨粗鬆症による骨折、脳梗塞、脳卒中などの発症が原因で要介護になった人はなおのこと、一人では思い通りに動けず、つらい思いを抱えている方は多いと思われます。このような状態をよく「筋肉が弱った」と表現されますが、実はこれは筋肉が「弱った」のではなく、筋肉を「使わなくなった」というのが本当のところです

私たちが、リハビリ型デイサービスで提供するリハビリは、使わないことで動かなくなった筋肉=不活動筋を、再び使うことで、動く筋肉=活動筋へと戻すことを目的としています。

リハプライドのリハビリは、前述しました竹内先生が開発、指導されている本格的なリハビリです。ドイツ生まれのリハビリ専用メディカルマシンを使い、座った姿勢で、軽い負荷をかけながら、繰り返し同じ動作を行い、それを続けることで「座る」「立つ」「歩く」ために必要な筋肉が再び活性化し動き出すのです。

脳卒中などを発症後、病院である程度の状態に回復するまで行う「急性期・回復期のリハビリ」とは違い、その後の「維持期のリハビリ」では「回復期のリハビリ」で取り戻した運動機能の維持に重点が置かれます。加齢によって足腰が弱った方にとっては、現在の運動機能を維持しながら、さらに向上させるためのもので、せっかく病院にいる間に回復期まで達しても、退院後にリハビリを続けられないと、多くの方が状態を悪化させてしまいます。「動かしづらいから、動かさない」という生活が続くと、非常に速いスピードで老化が進みます。リハプライドのリハビリは、老化を食い止めながら、動かしづらくなった筋肉を動かしやすくする、「維持期」に最適なリハビリなのです。

ですから、私たちは、要介護・要支援の一人でも多くの方に、私たちサービスをご利用いただきたいと思っています。
半日のご利用であれば、経済的な負担も、体力的な負担も軽く、契約すれば毎週ご利用日にお迎えに上がり、事業所ではスタッフ全員でしっかりとご本人さまの意欲を引き出します。ご自宅でお一人でいる寂しさもなく、明るい雰囲気の中、多くのご利用者さまと一緒に本格的なリハビリ運動をすることができます。
当初は通所に消極的だったご利用者さまにも、ご利用を重ねるにつれ、「『リハプライド』へ来るのが楽しみになってきました」とよくおっしゃっていただいております。それくらい、私たちは、私たちの行っているサービスに自信と自負を持っております。

効果的なリハビリ!

また、私たちのサービスでは、ドイツ生まれの専用メディカルマシンを使いますから、正確な動きで、繰り返し同じリハビリ運動を行うことが可能であり、そのことによって、非常に高い改善実績を残しています。

リハプライドのリハビリは、マシンを使って行うため、筋トレと勘違いされる方も多いのですが、筋肉を鍛えるものではありません。前述しましたように、「不活動筋」を「活動筋」へと戻すためのリハビリです。マシンによる負荷を、ご利用者さまが重いと感じない程度、「楽に感じる重さ」に設定して行います。

6台の専用マシンにはそれぞれの役割と効果があり、これらを使って、正しいフォームや使用法、それぞれのご利用者様に合わせた負荷のリハビリを行うことで、「不活動筋」が「活動筋」へと徐々に改善されていきます。痛みや負荷のない「楽」なパワーリハビリを続けるうちに、いつのまにか「座る」「立つ」「歩く」という、日常の基本的な動作がスムーズにできるようになっていくのです。

私たちのリハビリのすべてのマシンでは、「座面の位置」「背もたれの角度」「負荷を与えるための重り」「足を置くときの位置」が厳しく決められています。
これを踏まえ、訓練を重ねたスタッフのもとで正しいポジショニングとフォームを取ることも大きなポイントです。間違ったポジショニング、フォームで行うと、十分なリハビリ効果が得られないばかりか、逆効果になってしまうこともあるからです。

もう一つ大切なのは、それぞれのご利用者さまに合わせた負荷で行うということ。その方の要介護の状態、機能障害の箇所、性別、運動歴などによって、どれだけの負荷をかけるべきかをマシンに精通したスタッフが判断し、個別に細かい設定をしていく必要があります。その際も、ご利用者さまが重いと感じない程度、「楽に感じる重さ」で行うことが大切なのです。

最近では、一般のデイサービスでも「リハビリ」や「運動」に力を入れていますが、厚労省のデータを参照させていただいても、私たちのリハビリは、一般のデイサービスよりも実に3~4倍の予防効果・改善効果があることが明らかになっています。

リハビリ成果研究発表会を開催!

1月には、全国約150カ所の、私たちのフランチャイズ事業所が集まり、リハビリ成果の事例研究発表会がありますので、来月号では、その内容もご報告できるかと思います。このように、私たちの行っているリハビリは、毎年、学術大会も開かれている医学的エビデンスの豊富なリハビリです。
脳血管疾患、心疾患、重度の関節疾患、パーキンソン病、認知症、うつ病などには、顕著な改善事例もありますが、基本的には疾病に関わりなく、要介護・要支援の方に対して、「座る」「立つ」「歩く」といった日常生活に必要な筋肉を、だんだんとスムーズに動かせるようにしていくことができます。

ケアプランを考える際、ご本人さまがリハビリをお求めになるときはもちろんですが、そのままでは運動不足から老化が進むような状況が予想される場合に、ぜひ私たちのサービスを、ご本人さま、ご家族さまにご紹介ください。
週に1~3回、1回わずか半日の利用で、驚くような予防効果・改善効果を目指すことができます。

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