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リハプライド・コラム

マシンを使っているからこそ、
要介護5のご利用者様にもオススメできる
リハビリです!!

いつもお世話になっています!
本日より、定期的にコラムを掲載していきたいと思います!

先日、あるケアマネジャー様から
「リハプライドのリハビリは自立支援に良いと思うので、
要支援の方には積極的に紹介していきたい」
というお言葉をいただきました。

とても有難いお言葉で嬉しく思ったのですが、
私たちとしては要支援の方だけでなく、要介護の方にも、
リハプライドのリハビリを積極的にご紹介していきたいと考えています。
私たちのリハビリは、立位が10秒くらい保持できる方であれば、
要介護4の方でも5の方でもオススメできるリハビリです。

マシンを使ってガシャンガシャンとトレーニングしているので、
トレーニングジムの筋力トレーニングのイメージと重なって
「まさか要介護4や5の方がこんなリハビリが出来る訳がない」
と考えてしまう方が非常に多いのですが、これは、本当によくある誤解です。

 むしろマシンには、
①座ったままや横になった状態で出来ること、
②自分自身の体重よりもはるかに軽い負荷で生活動作を繰り返せること、

という2つの大きなメリットがあるため、介護度の高い方でも無理なくリハビリが出来るのです。

例えば、写真のレッグプレスという専用のメディカルマシンは、
横になった状態のままで「椅子に座っている姿勢」を再現できます。
このマシンを使えば、横に寝た状態で、
椅子から立ち上がったり座ったりする動作を繰り返すことが出来ます。

この動作を立位で行うとスクワットに近い動きとなり、
自分の体重が足腰にかかってしまうため、
介護度の高い方には非常に難しい動きになります。
しかしこの専用のメディカルマシンでは
自分の体重よりはるかに軽い負荷が設定できるため、
安全に、同じ動きが繰り返せます。

この「生活動作と同じ動きを楽に繰り返せる」ということが、
この専用のメディカルマシンを使ったリハビリの非常に素晴らしい長所です。

これこそが、廃用症候群に効果的な部分であり、
維持期・慢性期のリハビリとしても理想的ポイントとなっているのです。

介護度の高い方のほとんどは、 動かせるのに動かさなかったから動かなくなった 「廃用症候群」である可能性が高いです。

「廃用症候群」とは、寝たきりや行き過ぎた安静状態が続く事によって、
様々な心身の機能低下が起こることを指しています。

その症状は単なる筋委縮に止まらず、
関節拘縮、廃用性骨萎縮(骨粗鬆症)、起立性低血圧(立ちくらみ)、
精神的合併症、括約筋障害(便秘・尿便失禁)にまで及びます。

病気になれば、どなたでも安静にして寝ていることは自然な行動ですが、
安静状態を長く続けると、廃用症候群を引き起こしてしまいます。

要介護度の高い方は、皆さん、きっかけはどうあれ、ほとんどの方がこの「廃用症候群」を引き起こしている可能性が高いと言えます。
 
例えば、脳血管疾患が原因で半身にまひが残った方でも、
リハビリを継続的に行っていれば寝たきりになることはなく、
しっかりした運動学習が行えていれば、身体機能も徐々に回復していくことが大いに期待できます。

しかし、退院して通院のリハビリに行かなくなり、
自宅でもあまり動かずテレビを見て過ごすような状態が続けば、
「廃用症候群」になり、寝たきりや寝たきりに近い状態になってしまいます。

他にも、肺炎や骨折の治療で安静を強いられたり、
抗がん剤の治療や手術などで体力が低下することによって引き起こされるケース等、
「廃用症候群」の原因は様々です。

このような場合、ご本人もご家族も
「病気(高齢)で動けなくなったのだから仕方がない」
と考えてしまいがちですが、
このようなケースこそ、私たちの専用のメディカルマシンを使ったリハビリで
劇的な効果が期待できる可能性があります!

廃用症候群に効果的な、唯一のリハビリ。

「廃用症候群」が引き起こされるのは、
動かさなかったことで筋肉・神経が廃用性・不活動になるためです。

ですから「廃用症候群」は
廃用性・不活動になっていた筋肉・神経系を繰り返し動かし、
活動筋に戻すことで改善が可能です。

そのために必要なのが、
同じ動きの繰り返し動作の運動学習で、
一連の動作に関わる筋肉・神経・大脳(海馬)系に刺激を与えることです。

これを行うことが出来るのが、
私たちの顧問でもある国際医療福祉大学大学院教授の竹内先生が考案した
専用のメディカルマシンを使ったリハビリ(パワーリハビリテーション)です。
 
PTさんやOTさんSTさんが病院の回復期で行う「リハビリ」は
主に「機能回復」を目指したもので、回復期には大きな効果が期待できますが、
維持期・慢性期のリハビリに必要なのは個別の「機能回復」というよりも、
動かさなかったことで廃用性・不活動になった生活動作に関わる
筋肉・神経・大脳(海馬)系を運動学習により活動性を取り戻すことです。

その点では、専用のメディカルマシンを使った私たちのリハビリは
維持期・慢性期のリハビリには最適だということになります。

なぜなら、専用のメディカルマシンを使うことで、
「全く同じポジション、全く同じ角度、全く同じ負荷で、全く同じ動き」
を繰り返すことが出来るからです。

どんなに優秀なPTさんでも、人間である限り、
そこまで正確で的確な運動学習は行えません。
ですから竹内先生も、この私たちの専用マシンを使ったリハビリを
「廃用症候群に効果的な唯一のリハビリである」と評価しています。

廃用症候群は治せます。 介護度が高い方ほど、改善できる可能性は高まります。

例えば、まひしてしまった筋肉の個別機能の回復は簡単ではありませんが、
それをきっかけに「動かない生活」が続いたことで引き起こされてしまった
廃用症候群は、私たちの専用メディカルマシンを使ったリハビリで大きく改善できる可能性があります。

それは脳血管疾患や心疾患によるまひだけでなく、
重度の関節疾患や高齢による衰弱等においても同じです。
 
現在、ほとんどの要介護の方においては、原因疾病そのものや、
特定筋肉の個別機能の喪失により要介護になっているというよりも、
それをきっかけに活動性に乏しい生活に変わり、結果として廃用症候群になったことで
要介護になっているケースが圧倒的に多いと言えるのではないでしょうか。

だからこそ私たちは、私たちのリハビリを、
少しでも多くの、介護度の高い方にも、試していただきたいと考えています。

廃用症候群とは、老化そのもの。

普段、私たちが使っている「老化」という言葉は、
一般には、身体の動きが衰えて動きにくくなり、筋肉が萎縮して、
動作が弱々しくゆっくりになっていく様子を言います。

この
「身体の動きが衰えて動きにくくなり、筋肉が萎縮して、
動作が弱々しくゆっくりになっていくこと」
というのは、医学的には、
筋肉が廃用性になっていくことと、ほとんど同じ意味です。

ですから、竹内先生は、私たちが行っているこのリハビリを
「老化に対して効果のある唯一のリハビリ」
とも呼んでいらっしゃいます。

多くの方は、老化には勝てないと思っています。
たしかに、身体が老化により少しずつ弱っていくことは完全には止められません。
しかし、少なくとも、「座る、立つ、歩く」といった基本的な生活動作については、
私たちが提供しているような「維持期のリハビリ」を行うことで
その「老化」を食い止めていくことが出来ます。
そればかりか、廃用性になった筋肉を元に戻すことで「老化(廃用症候群)」を「治す」ことも出来るのです。

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