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リハプライド・コラム

私たちのパワーリハビリで、
パーキンソン病の症状が改善しています!

パーキンソン病は、運動の調節を指令している、
脳内の神経伝達物質『ドーパミン』が減少して、
全身への運動の指令がうまく伝わらなくなり、
体の動きに障害があらわれる疾患で、
現在、国内に約15万人の患者さまがいるといわれています。

パーキンソン病の主な症状

主な症状には、
『安静時振戦(しんせん)』…安静時に手足が震える、
『筋固縮(きんこしゅく)』…手足の筋肉がこわばる、
『無動(むどう)・寡動(かどう)』…身体の動きが遅くなる、
『姿勢反射障害』…身体のバランスが取れず倒れやすくなる、
などがあり、具体的には、
動き始めの一歩が踏み出せない『すくみ足』、
歩幅が狭くなる『小刻み歩行』、
足を床にすって歩く『すり足』などが見られます。

患者さまの多くは、姿勢が前かがみになって、
身体全体が硬くこわばり、顔つきも無表情になります。
これらは筋肉がこわばることから生じるのですが、
治療薬を飲むと、
薬が効いている時間は体が柔らかくなって(on状態)、
薬が切れると再びこわばってきます(off状態)。
これは“on-off現象”と呼ばれ、
これを1日の中で何度も繰り返します。

“パワーリハビリ”と“リズム歩行”の効果とは?

パーキンソン病は指定難病であり、治療の難しい病気ですが、
実は私たちのパワーリハビリテーション(以下、パワーリハビリ)で、
多くのパーキンソン病の方が症状を改善しております。

それは、パワーリハビリで、
「軽い負荷による同じ軌道の運動を、何度も繰り返す」ことにより、
脳内の神経細胞同士の接合部(シナプス)から、大量のドーパミンが分泌され、
“パーキンソン病におけるドーパミンの欠乏状態を改善する”
と考えられているからです。
また、薬は薬効が切れるとoff状態になりますが、
パワーリハビリではドーパミンの分泌により、
“on状態が持続する”場合が多いことも分かっています。

そして、パーキンソン病特有の『すくみ足』では、
個別機能訓練において、歩き出す際、
両手を交互に振ってリズムを取るようにすると、
最初の一歩が比較的スムーズに出やすくなります。
さらに、『小刻み歩行』と『すり足』は、
同じくリズムを取って、腕を大きく振り、
「イチ、二、イチ、二」と号令をかけながら歩くのも効果的です。

パーキンソン病の症状が改善するポイント

私たちのパワーリハビリが、
パーキンソン病において顕著な改善を実現できるのは、

①パワーリハビリにより、シナプスから大量のドーパミンが分泌され、
 パーキンソン病の原因であるドーパミンの欠乏状態を改善し、
 しかもそれが持続する。
 
②パーキンソン病特有の『すくみ足』は、
 歩き出す際に両手を交互に振ってリズムを取るようにすると、
 最初の一歩が比較的スムーズに出やすくなる。
 また、『小刻み歩行』と『すり足』は、同じくリズムを取って、
 腕を大きく振り、「イチ、二、イチ、二」と号令をかけながら歩くようにする。

以上、①と②の相乗効果によるところが大きいからなのです。

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