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リハプライド・コラム

“パワーリハビリ”と“水分摂取”で、
認知症が改善しています!

2015年の厚生労働省の発表では、
2012年の時点で認知症になっている高齢者は、
全国に約462万人おり(『平成29年版高齢社会白書』)、
この数はこれからも増え続けて、
2025年には約700万人を超える見込みとなっています。
これは、近い将来、65歳以上の高齢者のうち、
"5人に1人が認知症になっている"
という計算になります。

アルツハイマー型認知症は、“アセチルコリン欠乏症”ともいえる

現在、日本で最も多い認知症は、
患者数の約50%を占めるアルツハイマー型認知症です。
このアルツハイマー型認知症は、近年の研究で、
「脳の神経伝達物質の1つである
“アセチルコリン”が減少することによって引き起こされる」
ことが分かってきました。

アセチルコリンは古くから「筋肉を収縮させる物質」として知られ、
最近では、認知症はアセチルコリンが激減することや、
記憶や見当識障害(時間や場所など、自分の置かれている状況を認識できなくなる)と、
強く関係していることも分かってきています。
つまり、アルツハイマー型認知症は、
“アセチルコリン欠乏症”ともいえるのです。

私たちのパワーリハビリで、アセチルコリンの分泌が促される

アルツハイマー型認知症と診断されると、
多くの方が『アリセプト』という薬を処方されます。
アリセプトは、アセチルコリンを減少させないようにする効能があり、
認知症の進行を遅らせる可能性はありますが、
認知症を治すことはできません。
つまり、現在の認知症の医療では、
特効薬も「必ず治る」という治療法も、実はまだ存在しないのです。

ところが、最近、私たちのパワーリハビリテーション(以下、パワーリハビリ)を行うことで、
体内のアセチルコリンの分泌が促される…ということが分かってきました。
パワーリハビリの大きな特長は、
「使われなくなった筋肉(不活動筋)を、再び“活動筋”へ戻していくこと」にあります。
そして、この“不活動筋”になってしまった筋肉が再び動き出し、筋肉が収縮しはじめると、
運動神経と筋肉の接合部である神経筋接合部から、
安静時の10万倍のアセチルコリンが体内に分泌される…ことが分かってきたのです。

パワーリハビリは、『運動療法』としても役立っている

私たちのパワーリハビリを行うことで、
アセチルコリン欠乏症といわれるアルツハイマー型認知症に著しい改善が見られるのは、
このような薬理学的効果があると考えられるからです。

認知症の方は、認知力が低下しているので、
話しかけても反応ができなかったり、弱かったりすることが多い傾向にあります。
しかし、私たちのパワーリハビリを行うと、
そのような反応が徐々にハッキリしてきて、性格も明るくなってきます。
これは、繰り返し同じ筋肉を動かし続けることで、
相当量のアセチルコリンが神経筋接合部から内分泌されるため、
上記のような効果が得られるのだと考えております。

また、認知症が発症してからも運動を行うこと、
つまり『運動療法』は認知症の改善に大きく役立つことがほぼ定説となっています。
私たちのパワーリハビリは、この『運動療法』としても、
認知症の改善に役立っていると認識しております。

1日:1500ml以上の水分摂取で、認知症に顕著な改善が見られる

さらに、日本自立支援介護・パワーリハ学会からは、
「1日:1500ml以上の水分摂取で、
認知症の約80%の人の症状が改善した(“症状が消失した”および“ほとんど消失した”)」
というデータが出ております。
「なぜ、水分摂取で認知症の症状が改善されるのか」というと、
「水分を十分に摂取すれば、
血管を通して体中に水分が行き渡り、脳内の血流も促され、
神経細胞に栄養素や酸素が届けられることによって脳が活性化し、
意識の覚醒水準が上がって、認知機能が高まる」からです。

以上のように、私たち『リハプライド』で、
パワーリハビリと1日:1500ml以上の水分摂取をしっかり行えば、
認知症に顕著な改善が見られ、
実際に全国の『リハプライド』店舗からは、
認知症のご利用者さまの改善事例が数多く報告されています。

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