リハプライド・コラム
【加盟店様の声】豊栄工業株式会社 寺田社長
豊栄工業株式会社
代表取締役 寺田 良一様
1号店 リハプライド 花咲大久保(千葉県) 2015年6月開業
2号店 現在開業準備中
インフラ企業✖️地域密着で成功!「地元の人が喜んでくれる仕事がしたい」新たな事業柱で生みだす地域貢献と収益基盤
インフラ事業との共創。「地域の人に喜んでもらえる仕事は何か」
ー寺田社長のご経歴から教えてください。
寺田:新卒でガスの工事会社に勤めて今の会社に転職し、先代の社長に打診されて2010年に42歳で代表に就任しました。翌年に東日本大震災が起こり、ガスや水道の工事の対応で職員を派遣するなど災害復旧支援に注力したことが印象深いですね。事業は、現在も非常に順調です。
リハコンテンツの山下社長とは、彼が会社を創業する以前からの知り合いです。当社の本社は千葉県習志野市にあり「地域密着で何か他の事業をできないか」と、探しているタイミングで『リハプライド』の話を聞きました。
彼がやる事業なら間違いない。2015年に『リハプライド』を開業しました。
ー介護事業を始めるにあたり、本業のガス・水道工事事業との親和性をどのような点に感じましたか。
寺田:最大のポイントは、習志野市への貢献です。ガス・水道はインフラ事業なので、習志野市民には欠かせない存在。地域に根付く企業として習志野市の人にもっと喜んでもらえる仕事をしたいと考えた結果、介護事業がマッチしました。
もちろん、商売につながるかという点も非常に重要で、事業の安定性を含めて開業を決めました。
未経験の事業だからこそ「不安を感じて当然」
ー『リハプライド』を選んだ、決め手をお聞かせください。
寺田:まず一番は、山下社長が提供しているサービスだから、という信頼感です。彼がやろうとしている世界観は、善悪でいえば「善」の方向であることは間違いなく、『リハプライド』は利用者様をよりよい状態に改善することを目指すもの。
他の介護事業者の基準はわからずとも、『リハプライド』の目指すものが「正義」だということはわかる。だからこそ、リハビリのマシンプログラムに関しても自分勝手にアレンジせず、言われた通りに愚直にやり続けることが効果につながると信じて大切にしています。
ー異業種からの介護事業への参入。どのような懸念や苦労がありましたか。
寺田:正直なところ、いまだに介護の実態について理解し切れていない面もあるので、開業時は不安しかありませんでした。まるっきり未経験のことに関して不安を感じるのは、人間の自然な現象ですよね。
しかも、未経験の事業に資金を投資するとなれば、懸念点が浮かんで当然です。寝る前に何度も「今ならまだやめられる」とも思いながらも、夜の思考はネガティブに働きやすい。ジョギング中に考えることにして「行けるところまで行こう」と、決めました。
先代の社長に「いい事業だからやりなさい」と、言われたことも後押しになりましたね。事業がうまくいかなかった場合に備え、損切りする金額だけ決めて進めばいいという彼からのアドバイスに、「行くしかない」と、覚悟を決めました。
“利用者様の満足度を高める”営業方針で、確実な利益化を実現
ー覚悟を決めてのスタート。加盟後のご状況はいかがでしたか。
寺田:「やれることからやろう」という感覚で始めたものの、現場のスタッフには大変な思いをさせたと思います。特に、利用者様を増やす営業面では、同じタイミングで開業した事業所と比べても、採算が取れるまでに一番時間がかかったんじゃないかな。
ただ、営業に力を入れるより、利用者様の満足を高めることが次の利用者様の獲得につながる、という施設長の考えに僕も賛成で、かつ、赤字対策もできていたため、利益化を焦らずに自分たちのペースで進みました。
ー事業を進めるにあたって、どのような問題が起こりましたか。
寺田:私は介護の現場にいるわけではないので、何か問題が起きたときに施設長が私に判断を仰いでも、状況理解と判断に時間がかかる。そこでは苦労しました。
私がリクエストしたのは「どうすればいいか」と、尋ねるのでなく「こういう状態なので、こうしようと思います。AとB、どちらにしましょうか」と、提案する形をクセづけること。もちろん、判断の責任は私が取ります。
結果、現場を熟知した人物からの案をスピーディに採用できるようになり、コミュニケーションも意思決定もスピーディに進むようになりました。
地域貢献の喜び&安定した収益構造の柱に『リハプライド』
ー今ではすっかり、人気の事業所です。成功の秘訣をお聞かせください。
寺田:一つは、習志野市という土地が恵まれていることにあると思います。コンパクトな地域に人口が密集していて、利用者様の数は十分。渋滞も少なく送迎に時間がかからない。
この店舗は駅から少し離れた住宅地にありますが、開業する際の物件選びで「一般のお客様を集客する訳ではないので、人通りの多さなどは一切関係ありません。面積と家賃の兼ね合いで立地を決めて大丈夫です」と、本部からアドバイスを受け、その基準で選びました。
実際のところ、集客に関しては全く問題ないですね。
ー今後の事業計画や展望をお聞かせください。
寺田:まず、目標とする一日型のデイサービスを立ち上げることが中期的な目標です。その先はまだ未定ですが、現事業所に近い地区で3店舗目の開業も計画していきたいと思っています。
実現までに何年かかるかはわかりませんが、娘が看護師をしているので、事業所の責任者として後を継いでくれたら理想的ですね。
リハコンテンツ:当社がモデルケースとしておすすめしているのは、1店舗目は半日型のデイサービスから始め、その立ち上げを軌道に乗せてから近郊に2店舗目として一日型のデイサービスをオープンする方法です。同じ地域で展開すると、すでに繋がりのあるケアマネジャーさんからニーズの違う利用者様をご紹介いただけるので、立ち上がりのスピードが1店舗目とは比べものにならないほど早まり、採算性が高まります。
ー最後に、同業のインフラ事業をされている企業様や地域密着型でお仕事をされている企業様に向けて、メッセージをお願いします。
寺田:前述の通り、地元の人が喜んでくれる仕事なので、何より「この事業をやっていてよかった」と、感じられることが醍醐味です。
また、インフラ事業は工事や検査が終わって初めて顧客からの入金が発生する仕組みなので、介護事業のように毎月決まって請求が発生するわけではありません。入金が数カ月ないこともあり、小規模の会社は経営が安定しないケースもある。
安定した収益構造の介護事業を事業柱の一つにできれば、本業の運転資金も楽になります。その点でも、活用をおすすめします。
—ありがとうございました。