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リハプライド 嬉野

佐賀県・嬉野市

イベント・お知らせ

☆運動と認知機能の関係☆

2021/07/14

管理者の中野です!
北部九州もようやく梅雨明けが発表されました。
佐賀県でも熱中症や食中毒の警報が出ており、ますます体調管理が必要な時期となりました。
さて、本日は「乳酸と認知機能」「運動と認知機能」の関連についてご紹介したいと思います!

【乳酸が出ないと認知機能も上がっていかない】

「運動により身体に乳酸が溜まると、細胞の活性化が低下し疲れを感じるようになる。すなわち乳酸=疲労物質である。」これが長年定説とされていたが、近年は乳酸がエネルギーとして再利用されることが分かっています!脳のエネルギー源としては運動時間が長くなるに伴い、グルコース(糖質)の血中への取り込みは低下し、乳酸の取り込み量が増加するというものです。

【乳酸を作り出せないと運動後に頭が働かない】

運動時に乳酸の取り込み量が増える、それは同時に運動後は乳酸が主なエネルギー源として脳が機能しているということです。脳の神経活動が高まると酸素やエネルギーの需要は当然高まります。乳酸がしっかりと神経活動を支えることが出来ていれば認知機能の改善にも繋がっていきます‼

【筋収縮でも脳は"強く"できる研究も出てきている】

有酸素運動は継続することで新たな脳細胞が新生され、記憶の中枢である海馬が大きくなります。一方、筋収縮という一過性の運動では、運動直後に脳の神経細胞同士のネットワークを密にすると言われています。2017年に行われた研究ではマシンによるレッグエクステンション(膝の屈伸)にて、認知機能が向上するという報告がありました。その中でも、特に「実行機能」に顕著な改善があったことが分かっています。

【前頭葉の廃用症候群の改善にも運動が必要】

実行機能は脳の前頭葉を中枢とする機能です。前頭葉の特に前頭前野の特徴として、最もよく発達した部位であると共に、老化に伴って最もはたく機能低下が起こる部位でもあります。実行機能の他にはワーキングメモリー、反応抑制、行動の切り替え、プラニング、推論などの認知機能を担っており、前頭葉の廃用症候群の予防はQOLの維持・改善にも大きく影響を及ぼすと言えます!

【運動強度が高すぎると逆効果】

乳酸や筋収縮の恩恵に与るために運動強度は高ければ高いほど良いのか、頑張るほど脳の機能はアップするのか、というとそうではありません。運動強度が高すぎる場合は、急激に活性酸素が増加してしまい脳の血管にダメージを与えてしまします。活性酸素は血管だけでなく、身体の細胞自体を破壊してしまう最大の原因の一つです。


リハプライド嬉野ではパワーリハのマシンを用いて適切な運動量と負荷による運動機会を提供しております。身体機能の改善だけでなく、前頭葉の認知機能や人格機能の改善にもエビデンスが存在するため、お困りの事例がありましたら是非ご相談くださいませ(^^)

見学会・内覧会の送迎も行っています!
ご希望の方はこちらまでご連絡ください。

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(担当:中野 寛士)
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