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改善事例

69歳・女性(要介護3)

パワーリハビリで、自信と確信を取り戻せた!

http://youtu.be/yKEun1-yEMY



●要介護の原因
パーキンソン症候群


●通所回数
週3回利用
※訪問リハビリを週1回利用


●この改善事例のポイント

  • パワーリハビリで、体幹が強化されて姿勢が改善し、歩行のふらつきがなくなった。
  • 歩行のふらつきがなくなった結果、歩行が安定して、以前より散歩ができるようになり、活動量が増えた。

●通所する前は・・・
平成21年6月に、手の振戦でパーキンソン症候群と診断される。ADLの低下によって、身の回りのことを自身で行うことが難しくなり、「もっと歩けるようになりたい」「以前のように体を動かしたい」という思いから、『リハプライド』でパワーリハビリに取り組むことを決意し、平成30年5月に利用を開始した。


●課題(活動量の増加、歩行の安定)
・水分量の増加⇒1日:1800mlの摂取を目標とする。
・活動量の増加⇒『リハプライド』に通所しない日は、自宅から最寄り駅までの散歩を増やす。
・前傾姿勢の改善⇒上肢のマシントレーニングで、基本姿勢を確認しながら実施。
・歩行時のふらつき改善⇒下肢と体幹のトレーニング動作を見直し、正しい姿勢で取り組む。
・便秘改善⇒食物繊維が豊富な食事をバランスよく取り、1日~3日に1回の自然排便ができるようにする。


●パワーリハビリ実施状況

ローイング 2.5㌔ 1セット → 2.5㌔ 3セット
レッグプレス 7.5㌔ 1セット → 7.5㌔ 3セット
チェストプレス 2.5㌔ 1セット → 2.5㌔ 3セット
ヒップアブダクション 2.5㌔ 1セット → 2.5㌔ 3セット
トーソフレクション 2.5㌔ 1セット → 2.5㌔ 3セット
レッグエクステンション 2.5㌔ 1セット → 2.5㌔ 3セット
※負荷はほとんど変えず、セット数のみ増やす。


●体力測定の変化

平成30年5月5日
(通所開始時)
平成31年4月23日
(約1年後)
Timed UP & GO 25.9秒 9.6秒
開眼片足立ち 60秒 60秒
握力 右:7.7㎏ 左:8.1㎏ 右:13.1㎏ 左:13.9㎏
ファンクショナルリーチ 12cm 26.5cm
長座位体前屈 31.5cm 45.5cm
30秒間足踏み 25回 33回
水分摂取量の変化 1000ml 2000ml
利用時の変化 歩行を中心として、全体的な動きが悪化していた。 笑顔や発言も増え、心身とも良い状態を維持している。
生活状況等の変化 リハビリ環境が変化することで、ストレスが増えた。 精神面も落ち着き、意欲も増している。


●考察

・通所開始時と約1年後の体力測定結果をみると、ほぼ全ての項目で数値がよくなり、着実に状態が改善していると見てとれる。
・通所開始時から積極的にパワーリハビリに取り組んでいただき、自宅では全身運動ができるミニトランポリンを取り入れたところ、体幹が強化され、姿勢も改善し、歩行のふらつきがなくなった。
・歩行のふらつきがなくなった結果、歩行が安定し、以前より散歩ができるようになって、活動量が増えた。
・通所時は週1回の利用だったが、身体的・精神的にも変化が現れ、効果を実感できることが嬉しくて、現在は週3回のご利用になった。
・通所後、約1年で改善効果が見られたことに対し、通所開始時より取り組んできたことが、間違っていなかったことを実感でき、自信と確信が取り戻せた。
・今後の課題として、オーバーワークによる疲労感の蓄積が、状態悪化につながることも考えられるので、パワーリハビリを含め、適切な運動量の調整を行っていく。

今回の事例から得た経験を全スタッフで共有し、同様の症例の方だけでなく、より多くの地域の方々が元気になれるように、引き続き、自立支援介護とパワーリハビリに取り組んでいきたいと思う。        

(リハプライド・博多)

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