リハプライド HOME > リハプライド・コラム > 代償運動について

リハプライド・コラム

この2つの動きの違い、
分かりますか?

今回は、いつもとちょっと雰囲気を変えて、クイズを出題させていただきます。
上の図の2つの動きの違いが、お分かりになるでしょうか?


こうしてイラストにしてみると一目瞭然ですが、同じ「肩関節の外転」という動作でも、
左のイラストと右のイラストでは、使っている筋肉が全く違います。

左のイラストでは主に三角筋や棘上筋が使われていますが、
右のイラストでは、主に上腕二頭筋が使われています。

このように、同じように「肩関節の外転」という動作でも、
使われる筋肉が全く違った部分になる場合があります。

このような現象は、特に、身体が動かしにくくなった方にはよく見受けられ、
「代償運動」とも呼ばれています。

なぜ、私たちはマシンを使った リハビリにこだわっているのか?

この「代償運動」の存在が、ズバリ、
私たちがマシンを使ったリハビリにこだわっている理由です。

例えば、歩行の安定性を改善するためには、
歩行を安定させるために必要な筋肉が使えなければなりません。

しかし、その「歩行を安定させるために必要な筋肉」を刺激したくても、
「代償運動」が起こると、全く別の筋肉が刺激されてしまうのです。

「狙った筋肉」を、的確に、正確に、集中的に刺激できる、マシンならではのメリット!

「代償運動」は、特に、
脳梗塞、脳卒中などの後遺症で身体が動かしにくくなっている方や、
関節疾患等によって痛みがあったり、可動域が狭くなったりして、
身体が動かしにくくなっている方ほど現れやすくなります。

麻痺している筋肉や弱っている筋肉、
不活動になっている筋肉を補うために「より強い筋肉」が動いて
目的としている動きを補う「代償運動」は、人間にとって自然なものです。

しかし、ことリハビリにおいては、
このような「代償運動」は、目的の筋肉に刺激を与えることの障害にしかなりません。

ですから、体操や簡単な器具、ロープやゴムなどを使ったリハビリでは、
指導者が動きの方向などに厳密な指示を行い、
また、その経過を毎回記録しながら少しずつ一人ひとりに合わせた調整を行っていくという、
非常に丁寧な指導が必要になります。
リハビリの担当者全員に、何年もの訓練と、職人的な指導技術が要求されるのです。

しかも、脳梗塞・脳卒中で筋肉が固まって動かなくなった拘縮(こうしゅく)の症状がある方や、関節の病気で動作に痛みが伴う方、動く範囲(可動域)に制限がある方にとっては、体操や簡単な器具、ロープやゴムなどを使ったリハビリでは実現させたい動きが、そもそも出来ないケースも出てきます。

私たちのリハビリならではのメリットは、まさにここにあります。

私たちのリハビリで、7割以上の方が「改善」しています!

以前にもお伝えしましたが、前回行われた調査では、
ドイツ生まれリハビリ専用メディカルマシンを使った私たちのリハビリにより、
全体の7割で維持・改善が見られることが明らかになっています。

介護度の重度化が見られた方の中には
転倒によるケガ等で悪化してしまった方も含まれているため、
純粋なリハビリの効果を考えると、更に改善率は上がります。

中でも、改善が最も多くみられたのは要介護3~4のご利用者様です。
私たちのリハビリはマシンを使って行うため、筋肉トレーニングとイメージが重なるのか、
ケアマネジャー様などの介護福祉の専門家でも
「介護3~4のご利用者様にマシントレーニングなんてとんでもない!」
と考えていらっしゃる方も少なくありませんが、
私たちの行っているのは筋力のトレーニングではなく、
『重くない、無理のない、座ったままできるリハビリ』です。

むしろ、これまで
「リハビリなんか無理」
と、運動を諦めていたような方ほど良い効果が出ることが多く、
要介護2の方は62%、要介護3、4の方はその83%が
通所開始から1年で<改善>していることが明らかになっています。

全国で改善事例を実現中!

高齢になり、様々な疾病や後遺症を持っている要支援・要介護のご利用者様にとって、
全身の筋肉をくまなくリハビリするのは現実的に難しいですから、
介護保険のリハビリでは、少なくとも日常生活における自立性の改善・維持のために必要な
「座る・立つ・歩く」
という動作を中心に、効率的にリハビリを行うことが必要になります。

そのためには、ドイツ生まれの専用メディカルマシンを使った
私たちのリハビリは、非常にオススメです。


脳梗塞、脳卒中などの病気や関節の病気、認知症やパーキンソン病など、
ご利用者様の疾病や既往症、生活背景はそれぞれ違いますが、
自立支援や要介護度の重度化予防のために必要なことは、
基本的には全て同じだと考えて良いと思います。

それは、とにかく、身体を良く動かし続けることです。

動かしにくくなったからと言って、動かさないでじっとしている時間が長くなれば、
その分だけ身体の「老化」がどんどん進んで行きます。

この「老化現象」は、使えていた筋肉が使えなくなって不活動になっていく「廃用症候群」そのものです。
つまり、「老化」は、適切に身体を動かし続けることによって、
予防したり改善したりすることが出来るのです。


ぜひ、ご利用者様の自立支援のために、私たちのリハビリサービスをご紹介頂きたいと思います。

脳血管疾患の方、パーキンソン病の方、重度の関節障害の方、うつ症状の方、
認知症の方、デイサービスの雰囲気に溶け込めない男性の方など、
全国の事業所では、多くの皆様にお喜びいただきながら、数多くの改善を実現しています。

介護でお困りの方は、よろしければ、リハプライドでのリハビリをご検討ください。
全力で自立支援をお手伝い致します。
もちろん、ご見学の際には送迎も行わせていただきます。

このページの上部へ