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リハプライド・コラム

マシンを使いますが、筋トレ(筋力トレーニング)ではありません。

今回は、私たちのリハビリの特長についてお伝えしたいと思います。
私たちのリハビリは、リハビリ専用マシンを使っているので、
見た目だけで言えば、一般的なフィットネスクラブやスポーツジムで行われている、
筋トレ(筋力トレーニング)と似ています。
しかし、その内容は全く異なります。
私たちのリハビリは、とても筋力トレーニングにならないような、
驚くほどの軽い重り(負荷)で、マシントレーニングを行っているのです。

要支援や要介護の高齢者に、筋力トレーニングは “百害あって一利なし”

一般的には、
サルコペニア(進行性および全身性の骨格筋量および骨格筋力の低下を特徴とする症候群)、
フレイル(健常な状態と要介護状態の中間の状態)、
ロコモティブシンドローム(加齢に伴う運動器の障害によって、要介護になる可能性の高い状態)
などの予防や改善のために、筋力トレーニングを推奨するようなケースがありますけど、
私たちが指導を受けている国際医療福祉大学大学院教授で、
日本自立支援介護・パワーリハ学会理事長である竹内孝仁先生は、

「要支援や要介護の高齢者に、一般的な筋力トレーニングを行うことは、絶対にしてはいけない。
一般的な筋力トレーニングは “百害あって一利なし” である」

とおっしゃっています。

一般的な筋力トレーニングは、重い負荷によって筋肉の肥大化を目的としていますが、

「要介護や要支援の高齢者に、筋肉を肥大させるようなトレーニングを行っても、
良い効果は期待できないばかりか、むしろさまざまリスクが高まる」

ということなのです。

“重りを軽くして、ゆっくり何度も繰り返し動かすこと” が重要

人間の生活動作は、そのどれもが、たった1つの筋肉だけでできるものではありません。
生活動作では、さまざまな筋肉が連動して動くわけですが、
筋力トレーニングで重い重りを持ち上げるときには、
そのうちの最も大きい筋肉ばかりが鍛えられてしまいます。

要支援や要介護となっている高齢者は、
連動して動くべき複数の筋肉のいくつかが弱まっていて、うまく連動しなくなっており、
ほとんどの場合、弱まっているのは主役となる大きな筋肉ではなく、脇役で動いている筋肉です。
この脇役の筋肉がうまく働かないために、筋肉が連動せず、
複雑な動きや微妙なバランスの維持が難しくなっているのです。
ですから、この脇役の筋肉を再び使えるようにリハビリをすることが大切であって、
そのためには “重りを軽くして、ゆっくり何度も繰り返し動かすこと” が重要なのです。
重い重りでは、主役の筋肉ばかりが際立って鍛えられ、脇役の筋肉はほとんど使われません。

最近では “インナーマッスル” を鍛える目的で、
低負荷・高反復回数のトレーニングがスポーツ選手などの間でも盛んに行われています。
私たちのリハビリも、このインナーマッスルトレーニングと、理屈はほとんど同じです。
重りを軽くして、ゆっくり何度も動かすことにより、複数の筋肉がうまく連動して、
複雑な動きや微妙なバランスの維持が可能になってきます。
その結果、歩行や生活動作が改善し、安定するのです。
このようなことは、重い負荷の筋力トレーニングでは決して実現しません。
“低負荷で、繰り返し何度も動かすこと” が非常に重要なのです。

また、高負荷の筋力トレーニングは脇役を活かさないため、
リハビリには向いていないというだけでなく、高齢者の命に関わるリスクもあります。
筋力トレーニングでは、どうしても “いきむ” ために、血圧が上がり、
脳血管疾患や心疾患のリスクが高まるのです。
これが、
「要支援や要介護の高齢者に、一般的な筋力トレーニングは “百害あって一利なし” 」
という理由です。

要支援や要介護の高齢者のために、最適化された特別なリハビリプログラム

私たちのリハビリは、前述した竹内先生の “パワーリハビリテーション理論” に基づき、
要支援や要介護の高齢者における低負荷・高反復回数のトレーニングのために、
最適化された特別なリハビリプログラムです。
ポジション、可動域、負荷設定など、全てがその理論のもとに作られています。
これが、私たちのリハビリの大きな特長なのです。

「これだけ痛みがあれば、マシントレーニングなど無理だろう」
「こんなに拘縮が強ければ、マシントレーニングはできないかもしれない」
「これほど体力が弱っているようでは、マシントレーニングどころではない」

このように考える方は少なくありませんが、
私たちのリハビリ専用マシンならば、そんな心配は無用かもしれません。

特別なリハビリ専用マシンによるトレーニングだからこそ、
むしろマンツーマンのリハビリよりも、
快適に楽しく改善を目指すことのできる可能性があるのです。

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